食品経済新聞は漬物、佃煮、惣菜関連の情報誌です。昭和41年の創刊以来、業界に関連したニュースを報道し、これまで全日本漬物協同組合連合会、関東漬物協議会、全国調理食品工業協同組合、大阪府知事、大阪市長、新聞雑誌協会など、多方面から貢献を認められ数多くの表彰を受けています。

平成29年10月25日号

「第36回全国大会鹿児島大会」盛大に

 全日本漬物協同組合連合会青年部会主催、鹿児島県漬物商工業協同組合青年部会主管による「第36回全国大会 鹿児島大会」(大会会長・堂園春樹氏、実行委員長・中園宗伴氏)が10月20日、黒船来航に始まる激動の時代のひとつの舞台となった鹿児島で「来年 明治維新150年 変革と黒」をテーマに開催された。会場となった城山観光ホテルには全国の青年部員ら約180人が集まり、業界の未来を語り合った。

平成29年10月10日号

「発酵漬物とは何か」

 全漬連(野﨑伸一会長)が今年度から新たに発足させた「発酵漬物認定委員会」(平井達雄委員長、担当副会長・大羽恭史氏では10月9日、機械振興会館において初の委員会を開催した。漬物業界の今後を考えた時「漬物と健康」の視点の確立が不可避であるとして、その切り口の一つが「発酵漬物」であり、その定義づけが必要になっているとの考え方で開催されたもの。
 当日は大羽副会長、平井委員長、井村伸郎副委員長をはじめ、全国から多数の会員が出席、発酵漬物に対する高い関心がうかがわれた。会員に加えて全漬連顧問の宮尾茂雄氏(東京家政大学教授)、さらにオブザーバーとして東海漬物㈱の森下美香さんも加わって熱心に議論した。今後2年間をかけて定義づけを行う予定。

平成29年9月25日号

大根収穫機の実態を視察

 茨城県漬物協同組合(田中秀理事長)は9月20、21日の2日間、大根沢庵委員会(長島久委員長)主催のもと、北海道帯広へ視察研修旅行を実施した。現在、漬物業界で深刻な課題となっている人手不足や生産農家の減少から大根の収穫機械・ハーベスターの会社を訪問し収穫作業を中心に熱心に視察・研修した。さらにはハーベスター工場での製品化されるまでの様子や大根の収穫・運搬から箱詰めまでの作業現場などもくまなく視察。14人が参加のもと、今後の原料安定を視野に実直な意見交換も行い、大きな成果を上げた。

平成29年9月10日号

旧日漬輸、新たな組織作りへ

 本年3月末日をもって解散した旧日本漬物輸入事業協同組合(菅野弘理事長)では9月5日、銀座キレイが丘別館において、出資金などの清算作業の終了を受けてその清算決了の承認総会を開催、異議なく承認の運びとなった。なお、この案件は片山吉朗前専務理事と古宮真一前会計理事が説明を行った。
 今後は新しい時代にふさわしく「漬物原料を考える会」(仮称)という形で世代交代を踏まえ、法的な縛りのない任意団体としての活動を推進していく。従来の輸入原料に限らず国内原料に携わる企業にも広く門戸を開き、日漬輸のよさである「ざっくばらんに情報交換と交流を深める」ことに重きを置いて行く。当面は年に1~2回の会合をもち、来年の新年会時から本格スタートしていく予定。

平成29年8月25日号

萱津神社で恒例の「香の物祭」

 日本唯一の漬物祖神・萱津神社(愛知県あま市)では8月21日、恒例の「香の物祭」が執り行われた。業界からは全日本漬物協同組合の大羽恭史副会長、秋本大典副会長はじめ、地元の(公社)愛知県漬物協会と同青年会、長野県漬物協同組合の井村伸郎理事長ら多数の組合員らが参加して、業界のさらなる発展を願った。
 大羽副会長、秋本副会長、愛知県漬物協会の曾我公彦専務理事や愛漬青青年会メンバーは時代衣装で参加。業界関係者は本殿祭の祝詞奏上や玉串奉てんに続き、香の物殿での漬け込み神事に参加した。香の物殿は、老朽化のため屋根の「垂木」や萱を取り替えるなど修繕工事が6月に完了。新しくなった同殿では一般参拝者も加わって、かりもり(ウリ)、茄子、白菜、大根、タデの野菜と塩を取って次々とかめに入れていった。漬込神事で漬けられた漬物は毎年(年4回)熱田神宮に献上している。

平成29年8月10日号

梅製品、需要堅調も原料不足に苦慮

 健康性やダイエット効果などがマスコミでも盛んに取り上げられ、全般に堅調な売れ行きを示している梅製品(梅干し・カリカリ梅など)の本年度産原料が、国内外を問わず極めて少なく、かつ価格的にも大幅な値上がりを見せ、また昨年度産ヒネ在庫もほぼ払底していることから、新物製品から「消費減退を招かないよう注意しながら、価格改定はやむをえない」情勢になってきた。漬物荷受け専門業者にとっても梅製品は、大きな売り上げのウエートを占めているだけに、あまり大幅な値上げには懸念する向きも見られる。また、高齢化が進捗する生産農家の育成も10年、20年後を見据えながら業界としても何らかの手立てを打って行く必要性があり、原料不足は他の漬物原料同様、構造的な問題があるとの見方もあった。

平成29年7月25日号

HACCP対応の体制強化へ

 (一社)全国漬物検査協会(西村信作会長)では7月28日、東京ガーデンパレスにおいて総会を開き、29年度の事業としてJAS認定関係業務、JAS依頼検査関係業務、教育研修関係業務などを推進していくことを決めた。さらに従来の業務に加えて、①漬物業界のHACCP方式の衛生管理に係る指導・助言を行うとともに、その認証機関に向けた体制整備②平成32年の食品表示基準の完全施行に向け、漬物業界における栄養成分表示等の技術的課題に対応、支援する③全漬連事業における技術的な事業に関して積極的な協力を行うことを承認した。

平成29年7月10日号

「発酵漬物」動き出す

 発酵食品」が注目される中で漬物業界も「発酵漬物」の認知、需要拡大に向けて動き出そうとしている。東京家政大学食品加工学教授・宮尾茂雄氏が提案する「乳酸発酵漬物」の私案をもとに基準づくりが進められようとしている。
 全日本漬物協同組合連合会(野﨑伸一剛会長)は7月5日に都内で開催した理事会で今年度、発酵漬物の確認システムの検討を行う委員会を立ち上げることを決定した。担当副会長に大羽恭史氏が就き、宮尾教授を顧問に迎える。委員長の人選はこれから進められる。

平成29年6月25日号

酢漬製品、堅調な伸びに

 らっきょう、しょうが漬製品は、漬物業界の中でも優等生的な形で健闘し続けている。特に健康的な要素を多く含んだ形でテレビ・マスコミが多く取り上げる商材でもある。食品需給研究センターの発表によれば平成28年度のらっきょう漬の生産量は1万5421tで前年比を7・1%上回った。一方、しょうが漬は5万5466tで同じく11・9%の増と、ものすごい勢いとなった。

平成29年6月10日号

新会長に秋本氏(秋本食品㈱社長)選出

 関東漬物協議会(久保廣登会長)では6月6日、山梨の石和温泉・糸柳で総会を開き、新会長に秋本大典氏(秋本食品㈱社長・神奈川県漬物工業協同組合理事長)を選出した。副会長には籠島忠作氏(東京)、染谷庄一郎氏(埼玉)、田中秀氏(茨城)を、また専務理事には古宮真一氏(千葉)、会計理事に秋本薫氏(栃木)、監事には守屋善隆氏(山梨)、深山喜一氏(千葉)をそれぞれ選出した。常任顧問は遠藤榮氏、秋本幸男氏、泰地武氏、久保廣登氏。
 先の全漬連総会で副会長にも選出された秋本新会長は総会が第63回目で自分の年齢と同じであること、秋本食品の故秋本善幸氏、また現会長の秋本幸男氏も関漬協会長を歴任したと紹介。「親睦をベースに皆さんのご協力を得ながら、全漬連、関漬協の事業が少しでもうまくいくよう頑張っていきたい」と所信を述べた。

平成29年5月25日号

新会長に野崎氏(野崎漬物社長)を選出

 全日本漬物協同組合連合会(近清剛会長)では5月30日、明治記念館で総会を開催し、役員改選では新会長に野﨑伸一氏(野崎漬物㈱社長)を選出した。副会長には菅野行雄氏、籠島正直氏、大羽恭史氏を再選、新たに秋本大典氏、河島歳明氏、中園雅治氏を選出した。なお近会長は常務理事として側面から事業運営をサポートしていく役職につく形となった。会長を勇退した近氏は、副会長8年、会長4年の任期の中で「人生を彩るいろいろな人と出会うことができた」と各委員会、会員の協力に厚く感謝の意を表明。漬物の価値、地方の食文化をしっかりと伝え、組合員が誇りに思える産業づくりに今後とも邁進していきたいと述べた。また、野﨑新会長は「魅力ある組合事業を推進していくのが使命」とし、経営基盤の強化のための原料の安定確保、行政サイドとタイアップした取り組みによる価値ある製品づくり、外国人技能実習制度やHACCP対応の手引書作成など業界のコンセンサスを得ながら業界挙げて推進していきたいと力強く抱負を述べた。

平成29年5月20日号

岩田理事長など再選 米国で若手後継者研修会

 全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)は5月18日、ホテルオークラ神戸で第62回総会を開催し、全議案を原案通り承認した。任期満了に伴う役員改選は菊池幸顧問理事、岩田理事長はじめ、副理事長には福井正一、柳本一郎、福島光宏、佐々重雄、加藤英敏の各氏が留任した。前年度は国内の「いか」の水揚げ量が極度の不漁となり、「いか」輸入IQ枠が追加され、合算で7千139㌧と過去最高の割り当て数量となった。それにともなう手数料収入は80百万円程度を計上した。本年度事業としては中国・大連での理事会(10月)や若手後継者育成事業(米国サンフランシスコ)のアメリカ視察研修会、共同購入事業、共同宣伝事業などを予定している。

平成29年4月25日号

グランプリ(農林水産大臣賞)に いしたの「あんず梅(しそ巻)」

  全日本漬物協同組合連合会(近清剛会長)主催、農林水産省後援の「漬物グランプリ2017」は4月27~29日、東京ビックサイト・東4ホール(ホビークッキングフェア内特設会場)で開かれ、「明日へ、未来へ、健康へ、世界に羽ばたけお漬物!!」のテーマのもと、全国の漬物の展示販売と「お漬物日本一」を決める決勝大会を行った。最終選考に進んだ法人13作品、個人12作品の各々のプレゼンテーションや、来場者試食による投票、審査員の総合評価により、法人の部では㈲いした(青森県、石田俊社長)の「あんず梅(しそ巻)」がグランプリ(農林水産大臣賞)に選ばれた。

平成29年4月10日号

漬物グランプリ、4月27日から3日間

 全日本漬物協同組合連合会(近清剛会長)では4月27日(木)から29日(土)まで、東京ビッグサイト東4ホールにおいて「漬物グランプリ2017」を開催する。同イベントは、日本の伝統的な食文化である「漬物」を通じて、日本の食文化のさらなる発展と地域の漬物文化の価値を再認識し、地域の活性化を目指すことを目的に開催される。
 全国各地から応募された個性あふれる漬物レシピの書類審査を経た上で、審査員による実食審査が行われ、「法人の部」13作品、「個人の部」12作品の計25作品が決勝大会に進出することが決定した。決勝大会は、約20万人が来場する第10回ホビークッキングフェア内特設会場内(東京ビッグサイト東4ホール)で開催される。

平成29年3月31日号

賦課金見直しなどで意見交換

 全日本漬物協同組合連合会(近清剛会長、担当副会長)の事業運営に対して意見具申する評議員会(秋本大典委員長、担当副会長・菅野行雄氏)が3月24日、東日暮里のホテルラングウッドで開催され、漬物製造管理士・技能評価制度を始め漬物グランプリ、HACCP、賦課金、外国人技能実習生などを中心に熱心に意見交換があった。なお、設営は神奈川県漬物工業協同組合(秋本大典理事長)が行った。司会進行は藤川研四郎専務理事、久保廣登副会長の開会の辞、近会長あいさつを経て秋本委員長が議長について進められた。

平成29年3月10日号

 

 第38回食品産業優良企業等表彰式と平成28年度優良ふるさと食品中央コンクール表彰式が3月6日、東京都千代田区の東海大学校友会館で開催された。主催は(一財)食品産業センター、(公財)食品流通構造改善促進機構。後援は農林水産省。
 本紙関連では、食品産業優良企業等表彰の食品産業部門(農商工連携推進タイプ)で㈱マルハチ(山形、阿部敏明社長)、㈱河島本家(和歌山、河島歳明社長)が農林水産大臣賞を、同部門(経営革新タイプ)で㈱アキモ(栃木、秋本薫社長)が農林水産省食料産業局長賞を受賞。また優良ふるさと食品中央コンクールでは㈱新六本店(茨城、田中秀社長)の「新六のパパイヤ奈良漬」が新技術開発部門で農林水産省食料産業局長賞を受賞した。

平成29年2月25日号

 

 全日本漬物協同組合連合会(近清剛会長)は2月26日、全国5会場で第4回目となる「漬物製造管理士技能評価試験」を実施し、249人が受検した。午前中は「学科試験」と「技能要素試験(記述試験)」が、午後には「技能試験」が行われ、受検者は緊張した面持ちで試験に臨んだ。合格発表は3月17日、全漬連HPに合格者の受験番号が載せられる。

平成29年2月10日号

 

 全国調理食品工業協同組合(岩田功理事長)は2月2日、ウェスティンホテル仙台において理事会・新年会を開催。理事会では5月18日(木)、ホテルオークラ神戸で開催される第62回通常総会の上程議案について慎重審議した。仙台での会議は12年ぶりで、全国から49人が出席した。

平成29年1月25日号

 

 日本漬物輸入事業協同組合(菅野弘理事長)では1月25日、銀座の「キレイが丘」において塩漬野菜委員会(小竹一夫委員長)と第1回重点課題対策会議を開催した。
 塩漬野菜委員会では原料の在庫、製品の販売動向などで情報交換、キュウリ、ナス、大根などは減少気味ではあるものの、総じて大きな変動は見られないが、ニンニクに関しては投機対象となった関係もあり、約3倍もの高値、あるいは梅もかなりの高値となっていることが報告された。

平成29年1月15日号

 

 漬物業界の3団体である全日本漬物協同組合連合会(近清剛会長)、一般社団法人全国漬物検査協会(西村信作会長)、ならびに日本漬物輸入事業協同組合(菅野弘理事長)では1月13日、日比谷・松本楼において、農林水産省食料産業局食品製造課食品企業行動室長の横田美香氏をはじめとする農水省の業界担当者を招いて新年賀詞交歓会をなごやかに開催した。

平成29年1月1日号

 

 東海漬物㈱(愛知県豊橋市、永井英朗社長)では11月5、6日に豊橋市こども未来館ここにこで開催される「ここにこクラブ2016漬物クラブ」において「親子キムチづくり教室」を開催した。
 「ここにこクラブ2016漬物クラブ」は、6月から11月までの約半年間を通して、クラブ会員の親子の皆さんが、<ぬか漬づくり>、<ぬか漬日記発表会>、<五味味覚テスト>、<同社の漬物機能研究所見学>、ならびに<白菜キムチづくり>などを実施し漬物に関するさまざまなことに挑戦し、学ぶクラブ活動。

平成28年12月20日号

 

 HACCPの制度化を進める厚生労働省は、12月14日、都内において「第9回食品衛生管理の国際標準化に関する検討会」(座長=五十嵐静東京農大教授)を開催し、「最終とりまとめ」(案)を審議した。HACCP制度化に向けて全体の枠組みが決まったことになる。今後、法制化に向けて食品衛生法改正に向けた作業を行いつつ、厚労省は業界団体などの協力を得て、導入のための手引き書やガイダンス作成などの準備を行う。

平成28年11月25日号

 

 (一社)社団法人全国漬物検査協会 (西村信作会長)は11月30日、都内で「第7回営業マン、若手技術者のための講演会」を開催し同会副会長、東海漬物㈱会長・大羽恭史氏が「漬物業界の明日を考えましょう」との題目で講演した。大羽氏は「かつて『明日』は私たちの『夢』であり、『希望』だった。今日、漬物業界は衰退し、日本経済もこれから拡大することはない」としながらも、「漬物には大きな可能性が残されている」「自らの力で漬物業界の明日を切り拓こう」と呼びかけた。

成28年11月10日号

 

 (株)新進(東京都千代田区、籠島正雄社長)は11月13日、(一社)日本食育学会の主催で行われた「日本食育学会シンポジウム2016」(明治大学駿河キャンパス内開催)において、感謝状が贈呈された。
 学会創設以来10年間支援して来た賛助会員の企業を対象とし、同社は秋田県横手市内小学校での福神漬づくり教室など同学会の主旨に沿った食育活動支援の一躍を担って来たとして表彰されたもの。会場内では各会員企業の子どもたちへの食育の取組み・実績の内容について、ポスターも掲示されていた。